症状：バッテリー上がってしまう

こんにちは、２代目です。

皆さんも１度は、バッテリーを上げてしまった事があるのではないでしょうか。

ルームランプを点けたまま一晩放置しちゃった‥または、バッテリーが古くなり充電が満タンにならない等が一般的ですね。

これらは、バッテリーを新品に交換すれば済んでしまう事ですね。

 

今回は、バッテリーは新しいのに‥‥上がってしまった事例です。

先に書きますが、下の写真の部品（電圧安定器）が根本的な原因と思われます。

これは、「燃費が良くなる」・「出力が上がる」・「オーディオ等の電装品が安定する」等々のうたい文句で、最近良く売れている物です。

（　↑　ガソリン高騰のせいもあり、凄い人気との事です　）

ちなみに、高い物だと１万５千円位します（結構良いお値段ですね＾＾；）。

これは、3～４千円との事でした。

中身はどーなってるのでしょうか？

分解してみると、普通のコンデンサーが４個あるだけです‥

コンデンサーに１時的に電気を蓄えて、瞬間的に電気が足らなくなった（電装品使用した等）ら、電気を平均化・なめらかにしているのでしょうね。

今回は、このコンデンサーがパンクしてしまい、電気を貯めておく事が出来なくなり‥

常時、発電機（オルタネーター）がフル回転していました。

結果、頑張りすぎたのか、発電機が壊れてしまいました（中のダイオードの取り付け部分がすべて断線）。

そのため、バッテリーが充電されず、バッテリーが上がってしまいました。

距離をお乗りになっているクルマで時々ある症状（少しは充電しています）ではありますが、今回みたいに充電量が０というのも珍しいですね。

作業は付いていた部品（電圧安定器）の取り外し、発電機交換、バッテリー充電で終了しました。

 

お値段の高い電圧安定器だと、本当に効果あるとの声も聞こえてきますが、当店ではお勧めしたくない部品の一つですね。

（何よりも、バッテリーの＋と－に繋ぐのですから、本当に壊れてショートしたら、車が燃えてしまう可能性もありますよ‥無いとは思いますが、絶対無いとは言えませんし）

今回の様なケースは珍しいですが、取り付ける部品は慎重に選びたいですね。